【有線ピヤホン】Hi-Unit HSE-A1000PN【ピエール中野モデル】

こんにちは、masaです!

平年なら長い冬が過ぎ、桜咲き、暖かさにつられて外出の機会が多くなるこの時期ですが、今年は新型コロナウィルスでご自宅で過ごさなければならなくなった方がたくさんおられると思います。まだ不安な日々はしばらく続くと思いますが、こういう時こそ普段できないことや趣味に没頭するのも悪くないと思いますので、少しでも楽しく過ごしましょう。

さて、この度楽しみにしていた新製品が届きました!

Hi-Unit HSE-A1000PN」です!ヤッホー!

簡単に製品説明です。ブランド名のHi-UnitはオーディオメーカーのALPEXとイヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン、株式会社TMネットワークの「求めやすい価格帯でリスナーの感動を深めるイヤホン」をコンセプトとしたコラボレーションブランドです。すでに数種類のイヤホンを発売していて、どれもコンセプトをしっかり持ちながらお値打ちな価格となっております。

そのHi-Unitの「HSE-A1000」をベースに、ロックバンド「凛として時雨」のドラマーのピエール中野氏が「最高のエントリーモデルを作る!」とチューニングを施したイヤホンが「HSE-A1000PN(以下有線ピヤホン)」です。音質チューニングのため中国の工場まで出向く等、ピエール中野氏の熱意と行動力がかなり凄いです。

一番驚いたのがこの製品の値段です。なんと税込1700円!しかもイヤホンケース付属!信じられないくらいの値段設定です。

ピエール中野モデルとしては発売以来大人気となっている完全ワイヤレスイヤホンのAVIOTの「AVIOT TE-BD21f-pnk」(通称ピヤホン)があり、この製品も素晴らしいのですが値段が約2万円と簡単には購入できない金額です。

普段はスマートホンの付属イヤホンで音楽を聞いている人に、アーティストが本来伝えたい音をちゃんと聞こえるように「良いイヤホン」を手頃な価格で提供し、イヤホンについて考えたり、音楽をもっと楽しんでほしいというピエール中野氏の思いからこの価格設定にしているようです。

アーティストからすれば自分の名が付いたモデルでユーザーの期待に添えない製品を販売したら、自分自身のブランドに傷が付いてしまうので、どうしてもコストがかかり値段もそれなりに高くなってしまうのが普通だと思います。

そういった意味からも、エントリーモデルでも妥協できないというピエール中野氏の意気込みが伝わります。いや、ホント凄いと思います。

開封

今回はe☆イヤホンの事前予約でガンメタとピンクを各一色ずつ購入。ピンクは娘用に。現在は3次予約の受付で5月入荷予定みたいですね。すごい人気!

箱を開けるとこんな感じでイヤホンと専用のケースが入っています。

中身一式です。イヤホン本体、専用ケース、イヤーチップ、説明書類。

ガンメタはピエール中野氏のシグネチャースネアのカラーを参考に作られているそうです。クールでカッコいい!

ハウジングは不要な振動を抑え中高域をクリアに表現できるようアルミ削り出しで作られています。触るとひんやりして結構高級感あります。

ドライバーは10mmのドライバーユニット搭載。ノズルも金属で、いろいろイヤーチップを交換して音質の違いを試してみるのも楽しそうです。

こちらはピンク。本体のカラーに合わせてイヤーチップとケーブルがホワイトになってます。

シグネチャーモデルで2色あるものは珍しいですね。どちらも綺麗なので2色揃えちゃうのもいいかも。

付属の専用ケース。有線イヤホンは断線しやすいというイメージがあるのですが、ピエール中野氏がイヤホンケーブルをスマートホンに巻きつけてしまうのを見て、断線を防ぐためにケースを付属することを提案したそうです。

ケースのこの部分にカラナビを付ければ、持ち運びに重宝しそうです。

ケースの内部はイヤホンが傷つかないよう、柔らかい素材で作られています。上蓋の仕切りに交換用のイヤーチップやスマホのイヤホンプラグ変換ケーブルを入れると良さそうです。

予想外に良かったこのケース。質感や大きさがいい感じです。結構コストかかってると思います。

付属のイヤーチップはベースモデルのHSE-A1000がSS・S・Mの3サイズなのに対し、Lが追加され4サイズとなっています。

プラグは3.5mmで金メッキが施されています。

音質等

さあ、早速聴いてみましょう。一応ピエール中野氏が推奨していた5時間くらいのエイジング後の感想です。

まず装着感ですが、本体が小さく耳の奥までしっかり収まります。イヤーチップが合わない場合は付属のものをいろいろ試してみてくださいね。ハウジングがアルミなので少し冷んやりします。

ケーブルは柔らかめで取り回しは良い方だと思いますが、若干タッチノイズは出てしまいます。気のなる方はシュア掛け等をやってみてください。

今回使用した機材はiPhone8、純正のイヤホンプラグ変換ケーブルを使用しました。音源はSpotify。先日入手したDAP(hiby R5)を使用しても良かったのですが、イヤホンを初めて買う方の参考にと思いスマホ直挿しにしました。

曲はやはり凛として時雨の「Enigmatic Feeling」。

音質はドンシャリ気味です。だけど極端に重低音を響かせるようなことはせず、あくまで音楽を楽しく聴かせるため繊細に音質調整を行なっていると思います。

低音域の音質は硬い印象で、ピエール中野氏の手数の多いドラムプレイやベースもキレ良くビートを刻んで、中高音域は刺さるか刺さらないかのギリギリのところにチューニングされています。ボーカル・ギターもクリアに聴こえます。

同じピエール中野氏監修の完全ワイヤレスイヤホン"AVIOT TE-BD21f-pink“(以下ピヤホン)とはまた音質の傾向が違いますね。ピヤホンは全体的に音の角が無い柔らかな音質で、いつまでも聴いていたくなるイヤホンでしたが、有線ピヤホンは音楽の楽しさを引き出してくれるように調整されていると思います。どちらもベースモデルの出来が良く、その性能をピエール中野氏のチューニングでうまく引き出していると思います。

まとめ

有線ピヤホン、想像以上の出来でした。1700円のイヤホンがこんなに音質良く作れるものかと驚きました。このイヤホンは変な癖がないので、一つの基準としても良いと思います。この有線ピヤホンが初めて買ったイヤホンだという人は、有線ピヤホンを聴き込んだ後にショップ等でもっと高価なイヤホンを視聴してみて欲しいですね。きっと有線ピヤホンとの音質の違いが分かって、「このイヤホンは中域が豊かだな」とか「このイヤホンは高域の伸びが気持ちいいな」等、自分の好みの音質を見つけることが出来ると思います。すでにお気に入りのイヤホンを持っている方も購入して自分のイヤホンと比べてみると面白いと思います。買って損はないですよ。有線ピヤホンは「イヤホンがもっと好きになるイヤホン」だと思います。

それでは、また!

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