【高評価】Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2【優等生】

2020年6月21日

こんにちは、masaです!

さて、今回はSennheiser の完全ワイヤレスイヤホン、【MOMENTUM True Wireless 2】(以下MTW2)のご紹介です。

今春は完全ワイヤレスイヤホンの話題作の発売が立て続けにあり、まず4月10日に以前レビューしたTechnicsの「EAH-AZ70W」(以下AZ70W)が発売、それに合わせるかのようにSennheiserの「MTW2」が当初の5月中旬発売を前倒しして4月16日発売となりました。

両機種とも発売前の評価が非常に高く、どちらを買おうか迷った方も多かったのではないのでしょうか?

私はTechnics初の完全ワイヤレスイヤホンということでAZ70Wを先に購入しました。AZ70Wも高音質とノイズキャンセリング性能の高さで非常に良いと思いましたが、MTW2を購入した方のレビューも非常に高評価だったので、AZ70Wと比較してみたくなり思い切って購入しました(どちらも3万円オーバーのハイエンド機種ですけどね、ひえー…)。

それではAZ70Wとの比較を織り交ぜながらレビューしたいと思います。

開封

まずは外箱から。Sennheiser商品おなじみのホワイトとブルーを基調にしたシンプルな外箱ですね。

じゃ~ん!イヤホン本体のフェイスプレートの反射がかっこいいですね。イヤホン本体上部に除湿剤が同封されていました。除湿剤が同封されているのはこれが初めてです。ゼンハイザーの品質管理の徹底が感じられます。

イヤホン本体は前機種より2mm小型化されたようですが、それでも筐体は大きい部類に入ります。ドライバーは前機種と同様の7mmダイナミックドライバー1基を搭載。IPX4の防滴性能で運動時の汗くらいは大丈夫そうです。

フェイスプレートはリング状に溝加工されていて仕上げが美しいです。この部分がタッチセンサーになっていて、音量のアップダウン、曲の戻しと送り、ノイズキャンセリング、外音取り込み等の操作をイヤホン本体で行えます。完全ワイヤレスイヤホンのタッチセンサーは誤操作をしやすく、あまり好きではありませんでしたが、最近は性能が上がってきたのか誤操作することがなくなり扱いやすくなりました。

充電ケースは外側にファブリック加工が施されており上品な感じがします。ちょっと汚れが付きやすそうな印象ですが、金属やプラスチックと違って手に馴染むので、うっかり充電ケースを地面に落としてしまうことが少なくなりそうですし、充電ケース本体に傷が付きにくいので良いと思います。充電端子はUSB-TypeC、ワイヤレス充電には対応していません。

イヤホン本体を収めた状態。多くの完全ワイヤレスイヤホン同様にイヤホン本体をマグネットで固定するので逆さまにしても落ちません。少々イヤホン本体を乱雑にいれてもマグネットにより所定の位置に「カチャッ」と収まります。

付属のイヤーチップはSS・S・M・Lの4種類。私はMでジャストフィットでした。充電コードはゼンハイザーのロゴ入り。

レビュー

MTW2を2周間使用して、良いと感じたところとイマイチと感じたところです。

良いと感じたところ

・他機種に比べて圧倒的な操作性の良さ
・音質の変化が無いノイズキャンセリングと自然な音質の外音取り込み
・豊かな低音域を聴かせる音質

イマイチと感じたところ

・充電状態がわかりにくい
・値段が高い…

他機種に比べて圧倒的な操作性の良さ

MTW2はイヤホン本体のタッチセンサーのタップ回数や長押しで音量調整・曲の再生とストップ・曲の戻しと早送り・外音取り込みとノイズキャンセリングのオンとオフ・Siri等の音声アシスタント・ペアリングモードのオン(左右のタッチセンサー長押し)がイヤホン本体が行えます。また、専用アプリでイヤホンコントロールのカスタマイズが行えます。

また、タッチセンサーのタップする毎に「ピ」「ポ」「パ」と鳴り、何回タップしたかが分かりやすくなっています。片側のイヤホン本体を耳から外すと曲が自動でストップする機能もあります。また、例えば接続先機器をスマホからタブレットに変更したい時、両方のイヤホン本体のタッチセンサーを3秒以上長押しでペアリングモードになりますので接続先を簡単に変更できます。

MTW2の操作性は完成度が高く非常に快適で、全メーカーの完全ワイヤレスイヤホンはこれに統一してほしいほどです!

音質の変化が無いノイズキャンセリングと自然な音質の外音取り込み

MTW2に搭載されたノイズキャンセリング機能ですが、他の方のレビューを見るとあまり性能が高くなく「おまけ」程度との評価が多いのです。確かにAZ70Wの強烈なノイキャン性能に比べると劣りますが、試してみると換気やエアコンの雑音は消してくれるので思っていたよりは良いと思いました。MTW2の良いところはノイズキャンセリングのオン・オフで音質の変化がほぼ無いことです。AZ70Wはノイキャンをオンにすると低音がブーストされたようになり音質が変わってしまいますので、ゼンハイザーはあくまで音質優先ということでしょう。外音取り込みはAppleのAirPods Proほどではありませんが自然な音質で、AZ70Wほどの「マイクを通して聴いている」という不自然さを感じませんでした。

豊かな低音域を聴かせる音質

筐体が大型の割に装着感は悪くないです。前作から小型可した効果はあると思います。ただ私の耳だと若干隙間が空いている感じがしてジャストフィットとは言い難い印象です。装着感についていえば同じ大型の筐体ですがAZ70Wのほうが快適でした。このあたりは個人差があるかなと思います。

音質チェックです。機材はiphone SE2、コーデックはAAC、音源はSpotifyです。

音質は完全ワイヤレスイヤホンの中で間違いなくトップクラスに入ると思います。特に低音域の量感と解像度が高くドラムやベースラインの音をキチンと伝える情報量がありながら、ドライにならず暖かさを感じる豊かな音質です。高音域もバイオリンやピアノの残響が気持ち良く伸びます。一方、中音域についてはボーカルが若干埋もれて聴こえるような印象を持ちましたが、全体的にはAZ70Wと同じく従来の完全ワイヤレスイヤホンより一段上の音質だと思います。

MTW2と相性が良いと感じた曲です。

秦 基博 -「言ノ葉」


秦 基博の「言ノ葉」では、ゆったり目に叩かれているドラムは量感は多めですがボワつくこと無く、高音のハイハットの残響もきれいで、ベースラインもはっきりしています。甘いギターの音色とボーカルも潰されることなく、低音域が強めですが全体的なバランスが非常に良いと感じました。

Norah Jones – Don’t Know Why

まず出だしのアコースティックギターとピアノのイントロが繊細で美しいです。弦に触れるタッチまで聴こえてきそう。ノラ嬢の静かなれど力強い歌声も前に出てきます。ウッドベースの低音の響きも良い感じです。

MTW2は女性ジャズボーカルやアコースティック楽器との相性が良いと思います。非常に生音に近い音色を鳴らしてくれます。一方でスターウォーズのメインテーマみたいな金管楽器中心の派手めの楽曲だと高音のヌケが良いAZ70Wの方がMTW2より向いていると思います。あと、MTW2は低音域の量感が個人的にはちょっと多すぎる気がしました。

充電状態がわかりにくい

ここからイマイチと感じたところです。といってもMTW2は完成度が非常に高く、これといった不満点は無いです。あえて不満を上げるなら、という感じです。

まず充電ケースですが、多くの完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースは充電残量が分かるようにインジケーターが付いており、イヤホン本体を充電ケースに戻す時に充電残量を確認できるようになっていますが、MTW2は充電ケースのボタンを押すと光るランプの色で充電状態を確認できるようになっています。ボタンを押さなければならないので若干面倒なのとランプの色で充電状態を確認することが分かりにくく感じました。

といってもMTW2はイヤホン単体7時間、充電ケース込で最大28時間の再生が可能なので、週1回充電すれば充電切れになることはまず無いかなと思います。

値段が高い…

MTW2は非常に完成度が高いのですが、お値段が約3万6千円と完全ワイヤレスイヤホンの中でも高額機種となっています。AZ70Wも約3万2千円で、これから発売されるハイエンドは3万円超えが予想されますので一概に高額とは言えないかもしれませんが、なかなか気軽におすすめできる金額ではないですね。

まとめ

さすが老舗のゼンハイザーだけあって、MTW2は前作の欠点を解消し非常に完成度の高い製品となっています。操作性・音質・高級感どれをとっても素晴らしい優等生タイプで、購入した方々の評価が高いのも頷けます。特に操作性に関してはパーフェクトで、すべての完全ワイヤレスイヤホンがこれと同じにしてほしいくらい気に入りました。音質に関しては、個人的にはちょっと低音の量感がありすぎるかなと感じましたが、全体のバランスが取れていてどんな曲にも合うと思います。ファームウェアのアップデートが頻繁にあり、品質改善を常に行ってくれている点も好印象です。

ちょっと値段が高いのが欠点ですが、音質が気に入れば長く使える機種だと思うので買って損はしないんじゃないかと思います。近々AZ70Wとの比較レビューもやってみたいと思ってます。

それでは、また!

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