【ピエール中野氏監修】AVIOT TE-BD21f-pnk【ピヤホン】

2020年2月15日

こんにちは!masaです‼︎

今回はロックバンド"凛として時雨"のドラマー、ピエール中野氏が監修し、2019年7月発売以来大人気で未だ手に入りにくい完全ワイヤレスイヤホン"AVIOT TE-BD21f-pink“のご紹介です!

ピエール中野氏は日本屈指のドラマーというだけで無く、イヤホンに強い拘りがあることで有名で、AVIOTの"TE-BD21f“の音質をピエール中野氏がスペシャルチューニングしたモデルが"TE-BD21f-pnk(以下ピヤホン)です。

ベースモデルのTE-BD21fが完全ワイヤレスイヤホンでは世界初のダイナミック型1基及びバランスドアマチュア型ドライバー2基によるハイブリット・トリプル・ドライバーで、それだけでも話題だったところに、それをピエール中野氏監修がスペシャルチューニングを施したコラボレーションモデルということで発売前から話題の商品でした。

発売後もその音質の評価は高く、出荷分はすぐ売り切れてしまう状態が続く人気モデルです。

一方、初回ロットに常時「ピー」と小さなノイズが発生する個体があることが判明しメーカー交換対応となったことや、片方のイヤホンが突然音が出なくなる・充電されなくなるなどの商品自体の製造上の不具合による不良を指摘する口コミもあるようです。

私自体も商品には興味あるものの不具合の話や、イヤホンショップでもなかなか試聴する機会に恵まれなかったこともあり購入を見送っていました。

それが先日ピエール中野氏がテレビ番組の「有吉反省会」に出演し、ロックバンドのドラマーなのにサンリオ大好きなところや、マネージャーから「イヤホンだけでなくバンドも」と言われるほどイヤホン開発にのめり込んでるところにすっかりピエール中野氏のファンとなってしまいました。ピヤホンがどうしても欲しくなって、たまたまamazonにAVIOT直販の在庫があったので思わずポチってしまいました。

開封

商品パッケージです。銀ピカです。AVIOTのパッケージは落ちついた感じのオシャレな感じのものが多いのですが、これは…派手ですね。周りが映り込んでしまうので写真撮影に苦労しました。

パッケージにピエール中野氏のトレードマークと「Say!バイブス!」の文字が描かれています。

AVIOT製品でおなじみのマグネットで止められている開閉式の蓋を開け、更に紙製の蓋を取るとイヤホン本体と専用ケースが鎮座しております。

イヤホン本体です。ストレートな形状、材質はアルミ製で以外と軽く高級感有りです。色は黒と金色で構成されていて格好いいですね。ローレット加工がされているパーツはジュラルミンの削り出しだそうです。綺麗な仕上げなんで落として傷つけないようにしなきゃ。

側面の物理ボタンで曲の再生と一時停止・音量の上げ下げ・曲送りと曲戻しを行うことができます。ボタン操作が軽く押せば反応するので、同じAVIOT TE-D01dみたいに耳の奥にグッグッと押し込み嫌な感じは無いです。L側にピエール中野氏のトレードマーク、R側にAVIOTのマークが有ります。

イヤホン本体がL側なのかR側なのか、この印字で判断できます。

充電ケースです。これもイヤホン本体と同じく黒と金色です。蓋はアルミでヘアーライン加工されており高級感有り。ここにもピエール中野氏のトレードマークが有りますね。

蓋以外の材質は艶ありのプラスチック製。そのままポケットなんかに入れると傷がつきそうだな。

イヤホン本体の収納は蓋をスライドさせて行います。このギミック、格好いいです。イヤホン本体を入れると「カチャッ」とマグネットで固定され充電されます。この「カチャッ」って音が気持ちいいですね。充電時はイヤホン本体のLEDが赤く点灯します。

付属のセミハードケースです。通常のTE−BD21f にはセミハードケースは付属していないようです。これに入れて持ち運べば傷つかなくてよさそうです。

その他の付属品です。

紛失防止用ストラップです。外出中に何かの拍子でイヤホンが耳から外れてもストラップをしておけば無くすことがありません。個人的には完全ワイヤレスイヤホンなのにワザワザ継なぐ人いるかなあ?と思っていたのですが、実際に付けてみると落とさない安心感のほうが大きいので、外出する際は使用するかもしれません。

SpinFit CP355(サイズSS/S/M)のイヤーチップが付属。ノーマルより音が良くなるというレビューが多いです。私は最初に装着してあるノーマルのMサイズでフィットしたので、SpinFitはまだ使用していません。

他には充電ケーブル(USB-typeC)、ノーマルイヤーチップのサイズS/L、クリーニングクロス、取扱説明書が付属されていました。

ピヤホンの良いと感じたところとイマイチと感じたところ

ピヤホンの良いと感じたところとイマイチと感じたところです。

良いと感じたところ

・イヤホン本体・充電ケース共にデザインがカッコいい
・装着感が良い
・音声ガイドがアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」常守朱(CV:花澤香菜)である
・防水性能がIPX5で急な雨にも安心

イマイチと感じたところ

・ケースが傷つきやすい
・耳に装着する際、イヤホンをどの位置にすれば良いのか分からない
・イヤホン本体を充電ケースから取り出しにくい

イヤホン本体・充電ケース共にのデザインがカッコいい

現在販売されている完全ワイヤレスイヤホンの中ではデザインが一番カッコいいと思います。イヤホン本体はストレートな形状に艶やかな黒を基調した本体と金色のパーツやラインが良くマッチしていて、派手過ぎず落ち着いた感じで気に入りました。充電ケースもアルミの蓋の開閉がスライド式でギミックが凝っていて、所有欲を満たしてくれるいいデザインですね。完全ワイヤレスイヤホンの中には音質はいいのにデザインが野暮ったいと思うものが多いと個人的には感じます。身に着けるものなので、メーカーさんにはデザインも凝ってほしいと思います。

装着感が良い

イヤホン本体の形状が今主流の耳の形に合わせたエルゴノミクスなデザインでは無く、ただのストレートな形状でイヤーチップだけで支える構造なので耳にフィットするか心配でしたが、装着してみると以外と快適でした。最初から装着されているイヤーチップで私の耳にジャストフィット。耳からは飛び出して見えますが、頭を振っても落ちる感じは無いです。もしイヤーチップが耳に合わない場合は付属されている各イヤーチップを試してみてください。

音声ガイドがアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」常守朱(CV:花澤香菜)である

凛として時雨の曲が主題歌に使われていた大ヒットアニメ「サイコパス」で主人公も常守朱役の声優(花澤香菜さん)が音声ガイドに使用されています。私もこのアニメ、大好きなのでうれしいですね。声はいわゆるアニメ声では無く、落ち着いたトーンですのでアニメに興味が無い方も大丈夫だと思います。

防水性能がIPX5で急な雨にも安心

完全ワイヤレスイヤホンを購入する際は防水性能も重要視しています。野外で使用することが多いので、急な雨で少しくらいなら濡れても大丈夫なIPX4以上の防水性能はほしいところ。ピヤホンはIPX5なので安心です。

充電ケースが傷つきやすい

ここからイマイチと感じたところです。

充電ケースの素材がプラスチックで光沢のある仕上げなので格好良いのですが、ちょっと傷つきやすいかもしれません。私のものも大事に扱っているつもりでしたが、充電ケースの底に傷が付いていました。普段充電ケースをポケットに入れて持ち運ぶのですが、傷がつきそうで怖いです。付属のセミハードケースに入れて持ち運べば良いのですが、イヤホンをさっと取り出しにくくなってしまうので、どうしようかな?

耳に装着する際、イヤホンをどの位置にすれば良いのか分からない

イヤホン本体の形状がストレート型で装着する際はただ耳に突っ込むだけですが、イヤホンをどの向きで耳に入れればいいのか分かりません。説明書を読んでも書いていないようです。私の場合はイヤーチップ側の出っ張りを耳の後ろ側にして装着しています。これだと見た目も耳から真っ直ぐ飛び出すようになります。でも説明書に書いていて欲しいですよね。

イヤホン本体を充電ケースから取り出しにくい

イヤホン本体に出っ張りが無く、充電ケースに横に入っているので指を入れて取り出そうとしても上手くいかないんですよね。とりあえずイヤーチップを摘んで取り出していますが、どうやったらスマートに取り出せるんでしょうね?個人的には充電ケースからの取り出し易さも重要だと思います。サッと取り出せないとイライラするし、摘み損ねて落とす危険性も高まりますしね。

音質

ベースとなっているTE-BD21fを所有していないので音質をどの様にチューニングしたのか比較出来ないのですが、ピエール中野氏が「低音域を持ち上げて、その分高音域を丸くした」というようなコメントがあったので、どちらかというとロックに合う様にチューニングしたということかな?ぐらいしか思っていませんでした。

今回も機材はiPhone8、コーデックはAAC、音量50%、音源はSpotifyです。

曲はベタですが、凛として時雨の「abnormlize」を選曲。何度も聴いている好きな曲ですが、凛として時雨の曲はどのイヤホンで聴いてもちょっと篭った感じの音に聴こえて、個人的には満足出来ていませんでした。

ピヤホンを装着し再生開始して直ぐに思わず「お!」と声が出てしまいました。今まで初めて使用するイヤホンでこんなことを感じたことが無かったのですが、ピアホンの音質の良さにちょっとビックリしました!もちろん高音質を期待してはいたのですが、自分の想像以上でした。箱出しでこんな良い音なんだって。

私の感想としては程よい音場の広さと音の厚みがちょうど良く、心地良い音質でずっと聴いていたい音質だと感じました。ギター・ベース・ドラムの分離感や細かい音までちゃんと聞こえるけど、音場が広すぎないのでちゃんとバンドの一体感が味わえ、ライブハウスで聴いているみたいです。低音域や中高音域がどうのこうのでは無くて、その曲本来の音を聴かせてくれる、かなりレベルが高いチューニングだと思います。ピエール中野氏の並外れたセンスとイヤホンを知り尽くしているからこそ出来る事だと思います。

このイヤホンで聴いていたら、ふと久しぶりにLed Zeppelinが聴きたくなりました。曲は「Kashmir」。

うん、いい。すごく良い!古い曲が生まれかわり新鮮に聴こえます。この曲の後も2時間くらいぶっ通しでLed Zeppelinに聞き入ってしまいました。で、ピヤホンだと長時間聴いていても耳が疲れないんですよ。もっともっと聴いていたい、そう思わせるイヤホンです!メーカーは30〜50時間のエージングを推奨しているみたいなんで、音質がどう変化するか楽しみです。また分かったことがあれば、追記しますね。

追記

先日、ベースモデルTE-BD21fを試聴できました。ピヤホンに比べて全体的に煌びやかで、特に高音域がクリアに聴こえる感じがしました。アコースティック系や女性ボーカルの曲に向いていると思います。このモデルも完成度が高いですね。でも、音の厚みと長時間音楽を聴いてても疲れ無いのはピヤホンですね。あと音声ガイドもピヤホンの花澤香菜さんのほうが落ち着いた声で好みです。

まとめ

ちょっと褒め過ぎた感もありますが、自分的には買って良かったと思わせるイヤホンです。高級感がある外見は所有欲を満たしてくれますし、音質も理屈抜きで良いと思いますので試聴できるチャンスがあれば、ぜひ一度聴いてもらいたいと思います。

そして3月末にはお値段なんと1700円!の有線ピヤホン『HSE-A1000PN』が発売となるみたいですのでとても楽しみです。

それでは、また‼︎

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