Noble Audio FALCON レビュー ②
こんにちは!masaです。
今King Gnuのニューアルバム「CEREMONY」に夢中です。シングル曲盛り沢山のアルバムですが、それ以外の曲にもハズレがないところがKing Gnuのすごいところ。「小さな惑星」「壇上」あたりが好きです。Spotifyで聴いていますが、こういったニューアルバムがすぐストリーミングサービスで聴けるなんて、ホントいい時代になったと思います。
さて、Noble Audio FALCON(以下FALCON)のレビュー2回目です。
かなり完成度が高いと思うFALCON、箱出しで既にいい音を聞かせてくれていますが、エージングを行うことでさらに良くなるらしいのです。
使用したのはiosアプリの「オーディオエージング」です。エージング用のピンクノイズを再生し時間も設定できます。今回は8時間を3回、通常の音楽再生を6時間、計30時間のエージングを行いました。
最初に言いますが、エージング後のFALCON、最高です!高音の刺さり感が無くなり、特に低音域が「え!こんなに違うの!」と思うほどイメージが変わりました。低音の沈み込み感が違うんですよね。
イヤーチップはSサイズをチョイス。耳の奥にぴったり入り遮音性も向上。装着感も良くちょっとくらい首を振っても外れる感じはありません。
音質の比較として手持ちの有線イヤホン「Campfire Audio NOVA CK」を使用しました。2BA搭載でどちらかというと中音域が得意で低音と高音は柔らかく、特にボーカル曲との相性がいいお気に入りのイヤホンです。
さすがに5万円超えの有線イヤホンとの比較は無謀かな?と思いましたが、音響機器としてのFALCONを評価してみたいと思います。
再生機器はiphone8にイヤホンジャックが無いのでipadを使用、コーデックはAAC、音量50%、ストリーミングサービスのSpotifyを使用しての感想です。
FALCONを最初試聴した時に低音域がちょっと弱いイメージがあり、どちらといえばアコースティック系の曲が合うのかな?と勝手にイメージしていたので、まずStingの「Englishman In New York」から。
ジャズ風の大人っぽい、楽器数多目の曲です。
まず有線イヤホンのNOVAから聴いてみました。サックスの音の立ち上がりや高音の余韻が気持ち良く響き、ベースは切れがありつつも温かみがあります。音数が多いパートも各楽器が潰れることなく独立して聞こえ、ライブハウスで聴いている感じです。
続いてFALCONです。ベースの音は若干タイトですが低音が良く響きテンポを損ないません。サックスの高音の余韻も気持ちよく、音数が増えるパートも有線イヤホンほどではないですが音場が広く楽器同士が潰れることは無いです。
エージング後のFALCONですが、低音域が増し解像度も増した印象がします。
かなり低音域がいい感じに聴こえたので、曲のジャンルを変えてEDMを聴いてみました。曲はAvenciiの「Heaven」。
ColdPlayのクリス・マーティンのボーカルが見事にマッチしており、ほんと名曲だと思います。この曲がキッカケで最近EDMを聴くようになりました。
それでは有線イヤホンのNOVAから。クリス・マーティンの中性的なボーカルが艶やかで、重低音部の残響が音の引き潮みたいに頭の中に広がっていく感じが良いです。ただこのイヤホンは低音域が若干苦手で中盤以降の音数が増したパートから低音域の音に他の音が潰されて全体的にまとまりがなくなるような感じがします。
続いてFALCON。重低音の残響は有線イヤホンほどで無いにしろ十分に感じ、ボーカルの艶やかさは有線イヤホンに遜色無い印象です。中盤以降も各パートが干渉し合うことが無く音の分離感があります。
FALCONのレビューをみるとイヤーチップにSpinFit CP360のSSサイズを着けている方がみられたので試してみました。
これでもう一度「Heaven」を聴いてみると、重低音の残響がいい感じになりました。しばらくはこのイヤーチップを使用しようかな。
さすがに有線イヤホンと比べると音場の広さとか楽器の分離間に差を感じましたが、値段を考えればこれはこれで十分音響機器として有りだと思います。やっぱりケーブルが無いのは楽ですし。アコースティックからEDMまで幅広いカテゴリーに対応できると思います。これより音質が良いと感じたのはZENNHEISERのMOMENTUMが有りますが、あちらは値段も3万円オーバーで連続再生時間が4時間と最近発売されたものと比べると短いんですよね。
FALCONの出来があまりに良いので、次回のNoble Audioの完全ワイヤレスイヤホンがどの様になるのか楽しみです。
それではまた!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません